関西に引っ越して初の美術館。
大阪中之島美術館へ。
2024年2月10日〜5月6日で「モネ 連作の情景」開催中。
結論、めちゃくちゃ行ってよかった!
100%モネ!モネ好きにはたまらない
モネの作品だけを集めた「モネ 連作の情景」。
クロード・モネ(1840~1926)
印象派を代表する画家。1840年11月14日、パリ9区に生まれる。家族の転居に伴い5歳頃からル・アーヴルで暮らす。18歳の頃、風景画家ブーダンの助言により戸外で風景画を描き始め、パリに出て絵を学ぶようになる。1862年には、画塾でルノワールら仲間と出会う。1865年、サロンに初入選し、尊敬するマネに「水のラファエロ」と呼ばれる。その後はサロン落選が続き、経済的に困窮する。普仏戦争を機に妻子を連れてイギリスとオランダに滞在。1874年、第1回印象派展を仲間とともに開催。国内外を旅して各地で風景画を精力的に描く。1883年よりセーヌ川流域のジヴェルニーに定住。1880年代後半から自宅付近の〈積みわら〉を「連作」として描き始め、この頃から旅先での制作も「連作」の兆しを見せる。1891年、デュラン=リュエル画廊で〈積みわら〉の連作15点を公開。この個展が評判を呼び、フランスを代表する画家として国内外で名声を築く。連作はその後〈ポプラ並木〉〈ルーアン大聖堂〉〈セーヌ川の朝〉、ロンドンやヴェネツィアの風景、〈睡蓮〉などのテーマに及ぶ。晩年の制作は〈睡蓮〉が大半となり、眼を患いながら最晩年まで描き続けた。1926年12月5日、ジヴェルニーの自宅で86歳にて死去。ライフワークだった〈睡蓮〉の大装飾画はフランス国家に遺贈される。後半生の作品はカンディンスキーや抽象表現主義の画家たちに影響を与え、モネの再評価につながった。「モネはひとつの眼にすぎない。しかし何という眼なのだろう!」というセザンヌの言葉が有名。
展示会ナビゲーターは芳根京子さん
音声ガイドは絶対に借りる派。
せっかく美術館へ行くなら、
借りた方が満足度は高い。
1章 印象派以前のモネ
オランダで描いた風景画など
初期作品が展示されている。
観ていると、オランダへ行きたくて仕方がない。
昼食
大作《昼食》は、パリのサロンに出展したが
落選した作品で、
でもその落選があってこそ
その後の作品につながっていると思うと、
とても感慨深い。
人物がしっかり描かれている。
2章 印象派の画家、モネ
1870年代から80年代にかけて、
セーヌ川流域を拠点に。
モネのアトリエ舟
この舟に乗って作品を描いたんだぁ〜
なんて思いながら観ていた。
3章 テーマへの集中
何度も同じ場所を訪れ、
季節や天候、時刻によって
絶え間なく変化する様子を描き始める。
4章 連作の画家、モネ
1880年代中頃から描き始めて「連作」へと結実した〈積みわら〉のほか、
様々なテーマで描いた「連作」を展示。
正直私はピンとこなかったんだけど、
モネに名声と富をもたらすきっかけになったのは
連作〈積みわら〉。
ウォータールー橋、曇り
宿泊していたサヴォイホテルからテムズ川の下流方向、
南東を向いて朝早くに描かれたものが多いそう。
サヴォイホテルが気になって調べたら・・・
しっかり高級ホテルだった。
でもいつか泊まってみたいなぁ〜
ウォータールー橋、ロンドン、夕暮れ
ウォータールー橋、ロンドン、日没
5章 「睡蓮」とジヴェルニーの庭
後半生のモネがジヴェルニーで描いた村の様子や、
モネが愛した庭のさまざまな情景を紹介。
5章は撮影可の作品が多くて、
永遠にこの空間に居たかった。
言葉はいらない。
できればその目で観に行ってほしいけど
いけない人のために、
ひたすら貼り付ける。
睡蓮、柳の反影(71)
睡蓮の池(73)
芍薬(66)
睡蓮(67)
睡蓮(70)
睡蓮の池(69)
大阪展限定の作品。
藤の習作(74)
大阪展限定の作品。
「モネ 連作の情景」グッズ売り場
唯一混んでいたのが、ショップ。
ここは、入場券がなくても買えるのかな?
私は必ず美術館へ行くと、
ポストカードを買うようにしている。
ついつい買いすぎないようにしようと思うけど、
どれも欲しくなってしまう。
初めて行った「大阪中之島美術館」
建物も本当にキレイで
行くだけで気持ちが高まる。
「大阪中之島美術館」の場所
阪急大阪梅田駅より南西へ徒歩約20分と書かれていたので、
散歩がてら、歩いてみた。
土地勘がないので、
体感はもっと歩いたような気がしたけど、
歩ける距離ではある。
ただ、美術館の中でもひたすら歩くので、
体力に自信がない人は、
一番の最寄駅である京阪中之島線 渡辺橋駅へ電車で行くのが良いかも。
私は歩くの平気なので、
行きも帰りも大阪梅田駅まで歩いた。
途中で好みのセレクトショップに出会ってしまい、
思いの外、買い物してしまった。
併設しているカフェレストラン「ミュゼカラト」
モネ記念メニューがある。
食べに行きたい。
近くで古代メキシコ展が行われているので、
行くついでにモネ記念メニュー食べたいなぁ〜
しかも、写真を撮っていた時は気づかなかったんだけど、
私の大好きな紅茶ダマンのレストランの系列だった。
「モネ 連作の情景」へ行った率直な感想
もう一度行きたいと思えたほど良かった。
その理由は3つ。
①モネ好きは絶対!
約70点のすべてがモネの作品。
モネ好きにはたまらない。
展示されているすべてがモネのことで、
モネのことを知っている人は
改めてモネのことを知ることができるし、
知らない人も、
ぜひこの機会にモネにどっぷりハマってほしい。
②混んでいない
美術館へ行く上で躊躇してしまうことのひとつが、人混み。
人が多いとそれだけで疲れるので、
つい行こうかどうしようか悩んでしまう。
さらに今回は初めて行く美術館だったので、
どの程度混むのか、イメージできなかった。
だからあえてチケットは買わず、
行ってみて、混んでいたら
平日に休みをとって再度訪れるつもりだった。
でも、実際は全然混んでいなかったので、
その場でチケットも購入して、
即入ることに。
③作品のいくつかは写真が撮れる
海外だと好き放題写真が撮れるのに、
日本開催だと写真が撮れないのは謎だろう?
後から写真を見返すことで
浸れるのは、満足度が高い。
こうやって自分で撮影した写真を
ブログで貼ることもできて、
見返すことができるので、
より記憶に残る。
「モネ 連作の情景」へ行って充実した休日を
美術館へ行くと、
その世界に没頭でき、
現実ではない空間に迷い込んだような気持ちに浸れるので、
忙しい人にこそおすすめしたい。
さらに、海外の美術館へ行きたい欲が高まる。
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