ハワイのトレッキングの中で特にハードと言われている
ココヘッド・ディストリクト・パーク内にある
「ココ・クレーター・レイルウェイ・トレイル」。
「ココヘッド・トレイル」と呼ばれることが多いけど、
正式名称は「ココ・クレーター・レイルウェイ・トレイル」らしい。
でも、正式名称は長いし、
この記事内では便宜上、「ココヘッド・トレイル」と綴る。
実際に登ってみた率直な感想。
この記事を読んで、
登ろうか悩んでいる人の参考になると嬉しい。
「ココヘッド・トレイル」へ行くべき？
「ココヘッド・トレイル」は、
登山好きの友達が気になっていたトレッキングコース。
第二次世界大戦時に通信基地として使われていたらしく、
物資運搬のために使われていたトロッコの線路道が引かれていて、
この線路道を真っ直ぐ上に登っていくコースとなっている。
正直登れるのか？、ちょっと不安だった。
というのも、
YouTubeや検索してヒットする記事を見ると、
登山経験のある方や、
普段からトレーニングをしている方に向いているコースと紹介されていることが多く、
・・・登山はもちろんしてないし、
トレーニングもしていない私。
え？大丈夫？って思ったけど、
結論、アイキャッチ画像のとおり、
登れた。
まーでも本当に大変ではあるので、
人生で今が一番若い！という気持ちで、
とにかく若い時（もう若くはないけど）に経験しておこうというマインドで乗り切った。
気になっているなら、迷わず登った方がいいと思う。
ただ、私はリピートしないと思う。
「ココヘッド・トレイル」を体験
さて、実際に登った時の苦悩をここに思い出として記録する。
登山に興味のない女が「ココヘッド・トレイル」に登った時の気持ち
という前提で受け止めてほしい。
トレッキングの始まりがわかりにくい！
わかりにくい分岐点！！
写真右に進まなきゃいけない。
この辺を歩いている人は、
基本頂上へ向かう人たちばかりなので、
周りの人について行けば問題ないが、
ここは看板を用意してほしいポイントではある。
幸いにも上の写真のとおり前を歩いている人がいたので、
付いていったら、その先に待ち受けていた景色がこちら。
さて、見ての通り一直線！！
目の前を小さい子が登っている〜
この小さい子が登れたのか、気になる。
スタート地点付近
はじめの方は緩やかで奥行きのある階段が続くので、
まーなんというか、正直そんなにつらくない。
とか言っているのも今のうちという感じではあるけど・・・
番号が書かれたブロック
この番号が書かれているブロックは、
頂上に向かうにつれ、数が小さくなるんだけど、
心の支えにもムチにもなる不思議な存在。
登り始めは、
今○○番ね！くらいの気持ちなんだけど、
途中から、
え？まだ○○番なの？
さらに、あまりの辛さにブロックがあることを忘れ、見失う。
そして最後の方に、あと少し！と気持ちを後押しされる。
まだまだ気持ちにゆとりのある序盤
まだまだ緩やかなので、
たまに後ろを振り向いたりなんかして、
おー少し上に登ってきたなぁ〜なんて思いながら、
この頃の戦いの相手は暑さ。
「ココヘッド・トレイル」最大の難所！
DANGERの看板があるとおり、
危険なゾーン。
このように底が抜けているので、
ボロボロの木材？にちゃんと足をつけて踏ん張らないといけない。
これが写真で見るより怖くて、
線路が老朽化しているので、
そもそも大丈夫？と不安になる。
そして、私は片手にGoPro、
もう片方の手で、首にかけたiPhoneやミラーレスカメラで
写真を撮っていて、
このタイミングで首から下げているものが
何かの拍子で落ちたりしたら終わりだから、
写真を撮りつつ、片手でカメラを押さえながら歩くので、
ほぼ両手が塞がった状態。
本当危険なのでおすすめしない登山スタイル。
救済コース
登れない人のために、右側に救済コースもある。
下る時に通ってみたけど、
こちらはこちらでちゃんとした道ではないので、
登りにくいと思う。
危険ゾーンを超えてから頂上まで
危険ゾーンを超えてからが本番と言ってもいい。
傾斜が急になるので、
１歩１歩がしんどくなる。
本当に無理せず休み休みで登ることをおすすめする。
ただ、線路の横幅は徐々に狭くなっていくので、
登りの人と下りの人が行き交うと
ゆとりはほとんどない。
たまに傍にちょっとした休憩スポットを見つけることができるので、
譲り合いながら休もう。
その際、水分もしっかり取ろう。
「ココヘッド・トレイル」の頂上から見た絶景
登って良かった〜と思わせる絶景がそこにはある。
お天気にも恵まれて本当に良かった。
どこをみても絶景。
この景色は写真では全てを伝えられない。
登ってみて、風と共に感じることで味わえる。
ハナウマ湾と青い空と私。
加工なしで、こんなキレイな写真が撮れる。
ちなみに私が立っている場所は
まぁまぁ危なっかしいところ。
頂上は人がいるけど、
混雑というほどではない。
写真を何度も撮っているのは、
私たちと韓国人だけ。
意外とみんな、登ったらさっさと下っている。
私はこれが見納めだ〜という思いで
目にもカメラにも景色を焼きつけた。
願い事が叶う箱？
願い事を書いて箱に入れると叶うらしい。
良かったらぜひ入れてみてください。
下り終わるまでが「ココヘッド・トレイル」
登りもしんどいんだけど、
下りの方が別の意味でしんどい気がする。
登りは体力と暑さとの戦いなんだけど、
下りは高いところから降りる恐怖と
普段使わないであろう筋肉の消耗と
下りで加速がつくのに、
階段の幅に歩幅が合わせられないことによるストレスと戦う。
登りよりも下りの方が
両手が塞がっている状況に苦労する。
アクションカメラで撮影する場合は
セルカ棒ではなく、
身体に身につけられるタイプをおすすめしたい。
ここまでくれば安心。
写真のとおり、道も舗装されていて歩きやすいし、
キツさが嘘のよう。
「ココヘッド・トレイル」の場所・行き方と営業時間・所要時間
場所・行き方
ワイキキ中心地から車で約30分くらいのところに位置する。
車がある人は駐車場無料なので車で、
ない人は、Uberで行こう。
Uberの人も送り慣れているのか、
ちゃんと頂上を目指すのに一番近い場所でおろしてくれた。
営業時間・所要時間
24時間。
特に入園料は不要だし、
入り口に誰かいるわけではないので、
いつでも訪れることはできそう。
ただ、午前中がおすすめ。
私たちは
登りに約１時間、
下りに40分ほどの時間を要した。
「ココヘッド・トレイル」へ持っていくべきもの
実際に行ってみて必要と思ったもの。
持っていくべきもの
- 水
- サングラス
- 日焼け止め
- ハンドタオル
- 軽くて両手のあくバッグ
・水
登りの途中で何度も水分補給をした。
量はひとによりけりだけど、
頂上に自販機や売店はないので、
最低でも500mLは持っていった方がいい。
・サングラス
トレッキングに限らず、
天気の良い場所では私にとって必要不可欠なので、
必ず持っていくようにしている。
・日焼け止め
とにかく日差しは強いので、
下山前に日焼け止めを塗り直したい。
本当はスプレータイプが気軽に塗れて好きだけど、
風が吹くと周りにいる人の迷惑になるので、
スティックタイプがコンパクトだし無難。
・ハンドタオル
手持ちのものであればなんでもOK。
登っている時は汗が止まらないので、必須。
・軽くて両手のあくバッグ
トレッキングなどでは必須かもしれない。
私は友達からリュックサック型のショッパーを借りた。
適した服装
- Tシャツ
- パンツ
- スニーカー
Tシャツ
個人的には日焼けしたくないので、
肩やけを防ぐためにTシャツをおすすめしたい。
でも、女性はヨガウェアのようなトップスの人も見かけるし、
友達はノースリーブだったし、
男性は上裸で登る人も見かけるので
とにかく動きやすい格好で、
できれば汗を吸収するものが良い。
私は、ハワイのユニクロで購入したTシャツを着た。
パンツ
さすがにいないと思うけど、
スカートは絶対おすすめしない。
動きやすいショートパンツがおすすめ。
最近流行りのゆとりのあるジーンズは、
たとえ穴が空いてるクラッシュジーンズだろうが
ジーンズ内で汗だくになると思う。
スニーカー
間違ってビーサンで来ないでほしい。
ちゃんとスニーカーを履こう。
ただ、中学生くらいの男の子が
クロックスで軽快に登っていたので、
それはもう若さの象徴だった。
貴重な体験！最初で最後の「ココヘッド・トレイル」
こうやってみると、
決して高い山ではないんだけど、
一直線の線路を登るのは、かなりハードで、
絶景が待ち受けていると知っていても、
２度目はないかな？というハードさ。
私自身、普段運動はしていないものの、
体力がないほうではない。
ただ、登れた理由は
体力の問題というより、
忍耐力のような気もする。
あと、高所恐怖症の人にとっては
ちょっとハードルが高い。
結局のところ、登れるかは個人差だし、
なんとも言えないけど、
気になっているのであれば、
チャレンジした方がいいかな？と思う。
私は2度と登りたくないけど（笑）、
登れて本当に良かったと思っている。
天気にも恵まれて最高の日だった。
コメント