旅行の楽しみのひとつ。
「宗教に触れること」
半日市内観光ツアーに含まれていた、
ドバイで最も美しいイスラム教の礼拝堂
ジュメイラ・モスク(Jumeirah Mosque/مسجد جميرا)
モスクへ異教徒は立ち入れないが、
ジュメイラ・モスクは、決まった曜日のみツアー形式で見学ができるドバイ唯一のモスク。
今回は外観のみを見学。
ツアーは英語での解説のみらしいが、
お値段も安いみたいだし、今度ぜひ参加してみたい。
1979年に完成したモスクなので、
外観はとてもきれい。
ムスリム(イスラム教徒)が帰依者であるために実践すべき項目として、
「五行」にまとめられている。
五行
①信仰告白(シャハーダ)
『ラー イラーハ イッラッラー(アッラー以外に神はない)』
『ムハンマド ラスールッラー(ムハンマドはアッラーの使徒である)』
と、アラビア語で唱えること。
②日に五度の礼拝(サラート)
一日五回、おおよそ決められた時間帯(未明・昼・日没前・日没後・夜)、
メッカに向かって定められた作法で礼拝を行う。
礼拝の時刻が訪れると、アナウンスが流れる。
その呼びかけをアザーンと言うそうで、女性はアザーンをしてはいけないらしい。
確かに、男性の声しか聞こえてこなかった!!
知らないといきなり流れる放送(アザーン)にびっくりすると思う。
礼拝を行う時は、まず浄め(ウドゥー)を行う。
浄め(ウドゥー)は、両手や両足、口をすすぐなどその洗う順番も決められている。
ジュメイラ・モスクにも浄め(ウドゥー)を行うところがあった。
また、ショッピングモールなどのトイレにも、
個室の便座の隣に必ずシャワーがあるのが印象的だった。
③喜捨(ザカート)
自発的な喜捨とは別の財産に対して一定率で課せられる喜捨。
喜捨したものは、貧者や困窮者のために使われるそう。
④ラマダーンの断食(サウム)
断食月(ラマダーン)の一ヶ月間、
日の出から日没までの間、飲食と性に関する禁欲を保つ。
水さえ飲んではいけない・・・
日没すぎれば、飲食OK。
だから断食月は日没すぎて一気に飲み食いをするので、
逆に太る人もいるだとか。
その昔、断食月はずっと食べてはいけないのだと勘違いしていたなぁ~。
あと、病者などは行わなくてもいいそうで、
イスラムは厳しく決められているものの無理はしないのだそう。
ちなみに、断食月はイスラム暦(預言者ムハンマドのメディナ聖遷を起点とする太陰暦)なので、
太陽暦にすると毎年同じ日にはならない!
なので、旅行の際はラマダンがいつか、ちゃんと調べておこう。
⑤メッカへの巡礼(ハッジ)
巡礼月(ズー・アル・ヒッジャ)の上旬から中旬にかけて行われる。
またこれも財力や体力が備わっているものだけ行えばいいという考えである。
ちなみに・・・
2016年、イランは聖地メッカへの大巡礼(ハッジ)について、
サウジが「妨害」を行い、巡礼者の安全を確保できていないことを理由に
イランの巡礼者は参加しないと明らかにしていた。
今年はどうするのか、動向が気になる。
モスクを訪問すること
それなりに生きてきてもまだまだ知らないことだらけで、
こうして旅行をし、感じたことについては、
少しでも知識として身につけていければと日々感じている。
参考にさせていただいたHPや書籍
私の2016年おすすめ本!これで宗教史を学んでる。
価格:2,376円 |
いろいろわからないことなどをググって参考にしたページ。
http://islamjp.com/library/icjkalimah.htm
http://islamcenter.or.jp/about-islam/prayer/
http://jp.reuters.com/article/islam-haj-iran-saudi-idJPKCN0YK0UX
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